四万温泉の老舗旅館。6つの湯で温泉三昧 四万たむら

～100体を越える展示物と文化を伝える老舗旅館の新たな試み～

当館では例年、代々伝わる雛人形・雛細工を2月上旬から4月上旬の間に展示いたします。
今回、今年から初の試みとして2月25月より3月25日までの1ヶ月間、宿泊者向けの雛祭り展示ツアーを開催いたします。

当館が展示するのは、雛人形やそれに関連した品々、約100点。
年代・大きさなどは様々ございますが、中でも江戸時代の享保年間（1716～1736年ごろ）に流行したとされる享保雛(きょうほうびな)などは、非常に貴重であると専門家の方からもお話をいただいております。
その他にも、能面を被った高砂人形、胸がはだけた山姥と金太郎親子の人形など珍しいものもございます。
ツアーの中では、それぞれの雛の説明に加え、当館に所蔵されたエピソードもお話いたします。

当館のある群馬県中之条町は、古くから市の場として栄えてきました。
中でも、毎年2月26日には「雛市」がたち、多くの人が雛人形を求めて山を越えてきたという歴史が残っております。

今回のガイドツアーの開催に当たり、お客様への満足満足の向上といった目的はもちろんですが、日本古来からある雛祭りの慣習、また中之条・四万温泉の歴史などを伝えていくことも私ども老舗旅館の役目ではないかと思ったため開催させていただくこととなりました。

また、2月中旬から3月中旬までは、「摩耶姫まつり」開催期間となり、四万温泉の約30の店舗や旅館がひな人形を飾り、自由に観賞することができます。