四万温泉の老舗旅館。6つの湯で温泉三昧 四万たむら

先日 孫のお誕生日のお祝いでした。            

 二歳ですけど 自分で遊びを見いだして その成長にびっくりです！

ひなの

　そろそろ秋の報告も終わりにいたします。

１２月に入り、山の木々もすっかり葉を落としました。

雪にはまだ早いので、道中のご心配はご不要ですが・・・
景色を楽しむ季節は過ぎたので、早めにご到着のお客様がふえます。

館内で、ゆっくりお過ごしいただけるような楽しみの企画や、
お風呂めぐりのご案内を作ってお待ちしたいと思います。

先ずは、冬至のゆず湯。そしてクリスマス。たむらの年中行事が始まります。

さよ

　たむらのお玄関先にある、満天星の木です。
今年は台風の影響で、木々の傷みがだいぶあったことと、
暖かい日が続き葉の色づきもなかなか進まず、紅葉の見ごろも遅れました。

　それでも、１１月１～２週目は、赤い葉がどんどん色づき、
ご宴会のあいさつでも、お玄関先のお見送りでも、
四万の山々を自慢してしまうほど見事な紅葉を、お客様とともに楽しみました。

　その自慢のひとつです。
今はすっかり葉が落ちて、冬の到来を予感させていますが・・・。

さよ

　私の好きな絵のひとつに、下村観山の「木の間の秋」があります。

京都市立美術館で出会い、その後、秋になると国立近代美術館へ会いに行きました。
静かに苔むした木の幹や、その間に伸びる野の草の風情に魅かれます。
何時みても、心が落ち着くように感じました。

あるとき・・・
あれ？？？

どこかで見た風景？？？と、思ったのは・・・

私の目の前にある林でした。
写真では、なかなか表現できないのが、残念です。

紅葉とはまた違った、四万の秋のひとときでした。

さよ

くわいは、将来有望。とか、やがて芽が出る。などといわれ、縁起の良い食材として、お正月のおせちをはじめとした、祝い料理にはかかせないものである。

　今月寄せ盛りの中におだししている「くわい蜜煮」は、一晩とぎ汁につけ、くちなしで色づけし、二枚鍋でゆっくり炊き上げた。

　気候も良く、お祝い事の多い11月。

結婚記念日や、お誕生日など、記念のご旅行にいらしてくださるお客様も多い月でした。

ご自分の記念日を思い浮かべながら、召し上がっていただけたら幸いです。

さよ

１０月の四万のお祭りの頃、毎年近くの方から、丹精込められた菊の大鉢をいただきます。
　しばらく中の間に置いた後、お玄関先に移動させると、
山の紅葉の進みとともに花が次々と咲き始め、ちょうど満開となった時の写真です。
　
　今は、終わりに近づき、花の色も勢いも変化をしてきています。

今日は、お見送りの時に雪虫が飛んでいました。
そろそろ、山も冬が近づいてきたようです。

さよ

四万たむらは、建物にそれぞれ名前がついています。
たむらのお玄関のから入られて、一番奥にある館が水涌館（すいようかん）です。

お風呂に遠い。　と、お客様からおしかりを受けることもあるのですが、
その分　たむらの森がすぐ後ろに控え、夏は蝉時雨が館中に降りそそぎます。

この時期は、真っ赤に色づいた楓の木がお部屋の窓から見下ろせ、
また紅葉の山々が目の高さに広がる、落ち着いたお部屋でもあります。

　
　日常を忘れて、時間を忘れて、お過ごしいただきたい館です。

さよ

お上段の間の奥から、中庭を眺めた景色です。
ちょうど同じアングルから写した画像をいただきました。
カメラが違うと、色も、風景までも違って見えるものだとしみじみ感じました。

朝のお見送りの時、お玄関先でお客様の記念撮影のお手伝いに、
カメラのシャッターを押すことが多くあります。

四万たむらの看板や、のれん。そしてお屋根と一緒に・・・

お帰りになられて、四万温泉の楽しい思い出とともに、
四万たむらを思い出していただけたら。
と願いつつ、シャッターを押しています。

さよ

さながらに　山紫水明　四万の秋

　私の祖母の残した一句です。

秋がどんどん深まり、木々の色づきが期待以上に増したので、
山紫水明の景色を探そうと、たむらの森をあちこち歩きました。
と、申しましても、森の中には、多くの住人がいて、それを驚かせてはいけません。
車も人も通れるところ限定で、探すことにしました。

日に日に深まる紅葉と、日の射し方、時間帯によって、
山はどんどん変化し、この一枚！がなかなか撮れません。
また、ここ！というところがあっても、
それを写真一枚に切り取ることの難しさを知りました。

本来の意味とは違いますが・・・

百聞は一見にしかず

ということわざが、何度もあたまに浮かびました。
ぜひ、たむらの森で、ご自分の身と心で、体験していただきたい自然です。

さよ

１１月も後半になり、気温が低くなると。

お風呂上がりの一杯はグイッと生ビールでも、お食事初めの一杯は、熱燗で。

と、おっしゃるお客様がふえてきます。

　料亭山桜では、熱燗徳利もちょっと趣向を凝らし、桶で温め湯気を上げながら、
お客様のもとへお届けします。

　これから、お客様の身も心も温めたく、待機中の徳利です。
お食事とともに、お楽しみいただけますように(*^。^*)

さよ