四万温泉の老舗旅館。6つの湯で温泉三昧 四万たむら

最後に報告と、反省会。１２月に、本格的な訓練をします。
それまでに、決めなおしておくこと、伝達を徹底しておくことなどを確認しました。
　
館内には、１１０本以上の消火器が備えつけられており、
非常口の案内も各所にありますが、日ごろは素通りしていて、
私も目に入っていなかったことが多く、反省します。
　
四万たむらで、お客様が快適で安全にお過ごしいただけるよう、
日々の努力の積み重ねです。

さよ

木涌館４階客室にて火災発生！！
すぐにフロントが確認。　消防署に通報。
そして、非常ベルとともに一斉に消火活動へ！

なぜか、料理人Ｏの手際が早く、火の粉を広げないよう閉じられた客室の扉を開け、
一斉に消火の始まり。

そして、上階のお客様を先ず安全なところへ避難誘導する係Ｕも、水涌館へと進む。

たむらでは、年２回消防訓練を行っています。
上半期の訓練が、震災の影響で今になってしまいましたが、
社員一丸となって火災に対処できるよう、訓練の始まりです。
　ちょっと記念撮影っぽいところがひんしゅくを買わないよう・・・
ここから、始まります。

さよ

　皆様もご存じのこのたむらの急坂を、古い山車が上り下りするのは、
そろそろ心配もあったのですが、田村坂を上るときだけのお囃子があり、
今年はそのために高校生の子たちも張り切って参加してくれたとか。
　うれしいことです。
上るより、下るときを見送るのにハラハラ・・・
でも、そこはしっかり若連たちが綱を締め、ゆっくりゆっくり下って行きました。

さよ

　田村坂を先頭で上ってきてくれた、お稚児さんたちとの記念撮影です。
この子たちのお母さんの時代は、なかなか順番が回ってこなかったようですが、
今は、何年か続けてお稚児さんをしてもらうくらい、小さな子が少なくなりました。
　お母さんはもちろん、専門に着付けてくれる美容師さんも付き添いますが、
そろそろ、ちょっとお疲れ気味？
ジュースとお菓子で、ひと休みです。
　でもまた、出発の時は、ちょっと誇らしげなお顔に変身！
四万の女の子には、楽しみの行事です。

さよ

　１０月７日・８日は、毎年四万のお祭りです。
お稚児さんを先頭に、山車の上のお囃子がしっとりと、また賑やかに奏でながら
温泉街を練り歩きます。
　　手古舞の若い人たちの中で、私も「四万の湯けむり」を一緒に踊りました。
八木節も誘われましたが、あの、腰を低くしての踊りは・・・
今年は金曜日・土曜日となったので、お客様も大勢お集まりくださり、
お夕食前のひと時を、四万の行事で楽しんでいただきました。
たむらのお玄関先も、お祭り提灯が飾られ、五穀豊穣を皆で感謝いたします。
長く長く続いてほしい行事です。

さよ

　懐石料理の中で、料理人たちが一番気合を入れ、お出しするのがお椀である。
今月は、秋の夜空にかかる月を愛でる、月見椀である。
たっぷりの大きさの白玉を満月に見立て、その周りには菊花とバラ蟹で、月光のきらめきを。
シメジと青物は秋の恵。
とろっとしたお出汁で、身も心も温まっていただきたい。

これからは、澄んだ空気の冴えた夜空に浮かぶ月を眺めるのに、とても良い季節。
ただし厚着で出かけないと・・・

　私が、秋の実りの中で一番好きなもの。それが栗ごはん。
たむらの栗ご飯は、昔から、お醤油の炊き込みご飯。　
皆様のおうちの栗ごはんのお話を聞くたびに、？？？
　栗ご飯は、白いご飯であるらしい・・・
峯田の栗ごはんには、大納言が入る。
少しあずき色のうつった塩味のご飯に、炊きこんだ栗。
　そしてその上には、皮をむいた後、一晩とぎ汁につけ渋みと苦みを抜き、
くちなしで色、そして甘みをつけた栗がのる。
　ふたを取った瞬間に立ち上る湯気と香りが食欲をそそる。

今月は、私も栗とイチジクの模様の帯で、秋を楽しんでいる。

さよ

毎年秋になると、四万グランドホテルのロビーで、楽しい一夜があります。
今年も10月5日　津軽三味線　松本梅しょう様のミニコンサートが開催されました。
　これは、高崎商店街の方々が、講演会と懇親会を兼ねて、
四万グランドホテルにお泊りくださいます。その行事の中のひとつとして、
群馬県で活躍されている方々のミニコンサートを開催してくださいます。
　今年は地元の方にもお声をかけ、ほかのご宿泊のお客様も交えて、
盛大なギャラリーにお集まりいただきました。

　津軽三味線だけでなく、尺八や民謡などで、楽しませていただきました。
民謡コーナーでは、掛け声のかけ方など教えていただき、一緒に参加しました。
緊張しながらも、声を出すって楽しいです。

秋の始まりの幸せな夜でした。

さよ

　９月３０日　いよいよ「ぐんまデスティネーションキャンペーン」の最終日です。
　県庁で、最後のセレモニーが大勢の関係者の参加のもと行われました。
　ＪＲ６社による、目的地を群馬県に！という、大々的なキャンペーンで、
この夏は、東京に出かけるたびに群馬県の大きなポスターや旅行パンフレットを見かけ、
毎回うれしくなっていました。

　ＪＲ東日本高崎支社長から、群馬県の大澤知事にＳＬ記念プレートの贈呈式がありました。
　２種類のプレートがおさめられた額が作られたのは、ＪＲでも初めてのこと
とおっしゃっていました。

　女将の会としては、これで終わりではなく、これからもずっと変わりなく、
お客様にいらしていただき、喜んでおかえりいただけるよう努力は続きます。
そんな宣言を会長にしていただき、気持ちを新たにしました。

さよ