四万温泉の老舗旅館。6つの湯で温泉三昧 四万たむら

１月１４日は、四万の鳥追い祭りの日です。
　中之条町は、鳥追い祭りで有名ですが、
四万でも何台かの鳥追い太鼓が、温泉街を練り歩きます。

今年も　鳥を追わねばならないほどの豊作でありますように。
と願う、害鳥払いの行事です。

田村坂を二台の鳥追い太鼓が順番に上がってきて、
お客様も交えて、盛大な太鼓の音を響かせてくれました。

四万温泉に、そして、この「四万たむら」に、「四万グランドホテル」に、
たくさんのお客様がいらしてくださり、喜んでいただき、
笑顔でお見送り出来ることを願いつつ、わたしもたくさんたたきました。

早代

お正月飾りや門松・しめ縄・古いお札などをあつめて燃やし、一年の無病息災を祈ります。
１４時３０分、近隣の長である父が、点火します。
それを待つ方々を、遠くからパチリ(*^。^*)

そこで撒かれた、縁起物のお蜜柑で、元気をいただきました。

早代

鏡開きの後、お正月のお飾りが外され、代わりに繭玉が飾られます。
米粉を練って丸めたお団子です。
四万の周辺も、養蚕農家が多かった名残りでしょうか、
ところどころに、ちゃんと繭の形も飾ります。

たむらの神棚の繭玉飾りは、しばらくお供えしておきますが、
本当は、どんど焼きの火であぶって食べると丈夫になると、言われています。

さよ

お正月は、たむらの源泉朝粥が日によって替わるときがあります。
そのひとつ、１月７日の「七草粥」です。

せり　なずな　ごぎょう　はこべら　ほとけのざ　すずな　すずしろ

少し、アクのある泥臭い味が、食欲をそそる七草粥で、健康を願います。

早代

　そろそろ松の内も終わりです。
ずっとずっと昔から変わらずお玄関に飾られる、たむらのお正月飾りをご紹介します。

この近隣の伝統的なお飾りです。

私の小さい頃は、毎年山で獲れたやまどりがお供えされ、怖くて近づけなかったことや、
でもお正月がすぐそこだな、といううれしい気持ちが思い出されます。
今はなかなか捕獲も難しくなり、数年前から、はく製のやまどりをお供えするようになりました。

神棚の飾りとともに、守り続けていく伝統と思っています。

早代

坪庭の向こうに見えるのは、私の父　１４代当主です。
毎朝、料亭山桜の入り口近くで、
その晩に料亭にお迎えするお客様のお名前を、
個室ごとの看板に書いています。

筆に力がなくなった・・・と言いつつも、
今日のお客様をお迎えする心をあらわす日課としています。

因みに、たむらのオリジナル冷酒　
「山桜」と「御夢想」のラベルも父の字を使ってつくりました。
お飲みになるとき、思い出していただけたらうれしいです。

早代

　５日の朝の風景です。
昨晩からの雪が、思いのほか積もりました。
空からは大きな雪が降り続いていますが、
薄い雲の向こうには、太陽が輝いている様子。

　中之条の街は晴れているのでしょう。

トンネルひとつくぐる度に、景色が変わると言います。

田村坂は水を流して雪を溶かしていますので、心配はないと思いつつ、
お客様のお帰りになる道中の無事を祈り、お見送りしました。

早代

　前月の寄せ盛りでお出ししていた網笠ゆずを、美味しい！と、感激していたら、
近くの方に分けていただいた柚子で、わたし用に炊いてくれました。
　
　鬼柚子のごつごつを削いだ模様と、半分に畳まれたかたちが、
網笠のように見えるところから、名付けられたそうです。
　
　この、アツアツを、すぐに賞味しようと思っていたら・・・
「粗熱を取って、冷蔵庫で三日間寝かせて、味をしみ込ませてから食べてくださいね！！」
　と、峯田。

今夜あたり、そろそろいただいてみようかな☆彡☆彡
感謝　感謝

さよ

四万たむらの裏手に、四万の源泉を守る、湯薬師神社があります。
そこで毎年、四万たむら・四万グランドホテルにお泊りのお客様とともに、新年を迎えます。

気温は零下となるので、防寒対策をして、甘酒や豚汁で温まりつつ、
ラジオのゆく年くる年を聞きながら、にぎやかに待ちます。

そして、カウントダウンの後、クラッカーで新しい年を祝います。

あけまして　　おめでとう　　ございます

湯薬師神社に初詣の列に並び、今年の無事を祈ります。

社員たちとともに東の空に向かい、万歳三唱のあと、解散。
それぞれの、朝の支度に向かいます。

この一年が、良い年でありますように。

早代

毎年恒例、お餅つき大会です。
１月１日・２日・３日に、四万たむら・四万グランドホテルとも、それぞれの力自慢のスタッフと、
お客様が力を合わせ、おいしいおいしいお餅ができるようにと、
大きな掛け声をかけながら搗きます。
　そして、皆様に召し上がっていただきます。

今年も、おいしいおいしいお餅が搗き上がるよう、始まったところです。

早代