四万温泉の老舗旅館。6つの湯で温泉三昧 四万たむら

今月は上巳の節句に因み、桃の花びらを浮かべた食前酒を用意した。

桃は百(もも)に通じるため、長生きの縁起物の酒とされてきた。

邪気を祓い、春の息吹をからだの中へ取り込んでいただきたい。

川１階には、お食事前後のひとときを過ごしていただくスペースとして、また湯巡りの往き来に安らぐ場所となるよう、季節ごとにアレンジを替えて室礼えているコーナーがあります。

お雛さまのお飾りの中でも犬筥が好きで、私も欲しいと思うのですが、なかなか出会いがありません。

張り子の戌のお顔が可愛らしかったので、そこに飾りました。

この戌はお客さまのお目にとめていただき、所望されたのでいくつかおわけしたのですが、その折のふとした拍子に蓋が開き、中からお雛さまが！！

この張り子の戌も、実は犬筥だったのです。

たむらのおひな飾りの一員として、クリっとした丸い目で、皆さまをお迎えしています。

ここは、どこでしょう？

細長い棚の上にいます。

探しにいらしてくださいね。

早代

四万温泉は国立公園の中にあり、その環境を守るため、表示や建物に厳しい制約があります。

高さ制限に準じて建てた水涌館は、自然の真ん中にあります。

お玄関からは少し奥まった舘ですが、その分四季折々の、たむらの森の天然の自然に包まれています。

この舘にも、いせ辰さんの千代紙を、フロアごとに雰囲気や種類を変えて飾っています。

ここは、どこでしょう？

禁煙のフロアです。

このフロアは、季節の江戸千代紙を掛け替えています。

お雛さまの時季に、欲しいと思っていた柄に出会いました。

本当にお雛さまらしい千代紙です。

湯巡りからのお帰りに。

チョッと眺めていらしてください。

早代

出張の帰り高崎で車に乗り換え、日本絹の里で行われている〈ちりめん創作人形展〉に行ってきました。

人形作家の竹本京さんのを中心に、その生徒さんたちの作品が処狭しと並んでいました。

絹の柔らかさがそのまま作品に表れ、一体一体の表情とそれぞれの着物の柄を眺めているだけで、時間を忘れました。

高崎駅から車で２０分くらいです。

少し分かりにくい場所ですが、ナビがきちんと案内してくれたので、迷わずたどり着きました。

養蚕の展示など、ぐんまの絹の歴史もじっくり勉強できる博物館です。

早代

■日本絹の里
ちりめん創作人形展　～絹にあそぶ～
平成27年2月15日(日）～　4月6日(月）
開館時間：9：30～17：00
休館日：毎週火曜日

ぐんまの梅林も、見頃を迎えているようだ。

そろそろ、料理の中でも赤梅が活躍の頃。

今月は、源泉蒸しに添えた。

ふんわり柔らかくなった果肉の酸味が口のなかに広がり、思わぬ変化に美味しさが増した。とお褒めの声。

熱々なので、やけどに注意。

口にぽーんと、放り込まぬよう。

金涌館を明るくしたいと考えました。

お蔵で見つけた版画を飾ったり、身近にあった千代紙を飾ったり。

季節ごとに掛け替える私なりの楽しみを、湯巡りとお部屋との往き来の合間の皆さまにご覧いただいています。

ここは、どこでしょう？

複雑とお叱りを受けることもありますが、わかると単純明快！

金涌館の二階です。

お雛さまの千代紙としては、少し色味が地味ですが、金涌館の壁に馴染んで落ち着きます。

千代紙の通になった！？

┐(‘～`;)┌┐(‘～`;)┌

いえいえ、まだまだ。

奥と歴史は深いです。

♪Ю―(^▽^o) ♪

早代

来場者が自由に人形を手に取って、空けてある雛壇に飾れることが特徴であると、読売新聞群馬版に紹介されました。

館林市大手町の旧藩士邸宅に、ずらりと200体ほど年代順に並んだお雛様は圧巻でした。

予約課やまちゃん

たむらの川一階は、金涌館と木涌館をつなぐ通路として、実はたくさんのお客さまが行き交うところです。

お風呂巡りの近道に。

お食事処「花みずき」やエステ「オリエンタルサロン」、貸し切り風呂「クリスタル」をご利用のとき。

会議室「欅」や宴会場もこのフロアに。

そして、パブリックで唯一喫煙できる場所。

窓も広く明るいスペースです。

そこにも、桃の節句を飾りました。

いせ辰さんのお店の額をヒントに、私なりのアレンジです。

三月のたむらのキーワードは〈桃〉。

その筆頭の、この額のある場所はどこでしょう？

湯巡りの合間にゆっくり眺めていただけると、うれしいです。

早代

「四万は、源泉が川から湧出されています。

そのため、たむらのお風呂は川沿いに作られています。

エレベーターで川に向かって降りていくと、お風呂がある。とイメージしてください。」

と、お客さまに浴場のご説明すると、

「なるほど。」と、納得していただくことが多いように思います。

。

いずれにしても、たむらはエレベーターが、移動の鍵となります。

先日、手作りのひな飾りをいただき、飾るところを考えました。

いせ辰さんの千代紙をお衣装にした張り絵です。

私のチョッとした遊び心を一言添えて、季節の絵はがきをちょこちょこ掛け替えるので、いつもスタッフから(女将～～！)と笑顔(o^－^o)(o^－^o)をもらう場所に飾ることにしました。

ここは、どこでしょう？

ヒントの写真も良いでしょう‼

湯巡りの合間に探してみてください。

早代

たむらは、木の温もりを大事にした建物です。

案内も木目の板を使っており、建物に溶け込んでいるのですが、目立たない！と、おしかりを受けることも……

大きな窓から見える、天然の山の景色がたむらのご馳走とは言え、館内にも少し彩りをつけようと思い、舘ごとに、またご利用いただく空間ごとに変化をつけられるよう考えながら、飾りつけを始めました。

「ゆーとぴあホール四季」はその名に合わせ、季節の花や行事の細タペストリーを掛け、朝のひとときに華を添えています。

こちらもその一本です。

たむらの源泉で炊いたお粥を召し上がりながら、四万の時間をお過ごしくださいませ。

早代