四万温泉の老舗旅館。6つの湯で温泉三昧 四万たむら

三月は、四万の山々も丸く穏やかな形になり、山菜たちもそろそろ芽吹きの出番を待つころです。

その中でも、蕨の若芽は〈早蕨〉さわらびと呼ばれ、親しまれてきました。

今月の峯田のお料理は、ひなの節句を題材にした食材や、青草を踏み、その生命力をいただく踏青を感じるお献立となりました。

器の中の、季節の先取りをお楽しみくださいませ。

早代

皆様こんにちは！3月なのに夜雪が降りまして少し積もりました。朝8時頃の四万街道の景色です。とっても綺麗、素敵です。しかしお昼にはすべてとけてしまいました。3月になると朝早く、夜遅くなければもうノーマルタイヤで大丈夫です。

もっくんより

たむらのお雛飾りの中には、御所人形がいくつあります。

瑚粉の艶やかなお顔を眺めていると、時間を忘れてしまいます。

中之条には昔、雛市がたち、曾祖父は歩いてそれらを求めに出掛けたそうです。

今年は、探し物をしていたお納戸で、新しく掛軸を見つけました。

これは祖母が求めたもののようです。

素朴な立ち雛のお軸だったので、皆さまにもご覧いただこうと、掛けるところを探したのですが……

実は、たむらのパブリックには、床の間が少ない！

そのため、季節の細タペストリーを掛けるスペースに掛けてみました。

こちらは、たむらにお泊まりになられたお客さまだけが使われる場所。

朝のひとときに、季節を感じていただきたいと思います。

早代

四万温泉は、気温の低さと温泉の蒸気で、軒先には太くて長いつららが並びます。

「真っ直ぐ落ちると屋根に穴があきますから。」と、竿で割っていく番頭さんを、子供の頃から恨めしげにみつめていましたが……

大人になって、やっとその怖さを納得出来ました。

今は、つららのしずくが下にたまって凍り、逆つらら？になるのが、冬の私のちいさな楽しみです。

早代

四万たむらの近くで二匹のおにゃんこが仲良くヒナタボッコをしていました。

春はもうそこまで来ているようです。

予約課やまちゃん

東吾妻町岩下の片貝家に飾られた元禄ビナは内裏さまと七福神の九体です。

現在のご主人の６代前の清兵衛さんの妻 茂登(もと)さんが、嘉永三年(1850)江戸の細川家が払い下げた品物のなかから、初孫の生まれる喜びと美しく成長して欲しいという願いを抱いて雛人形を買い求めました。

そしてこの雛人形を江戸から岩下まで40里の道のりを、人間並みに御駕篭にのせて行列をつくり、大事に運んだそうです。内裏雛は約75㎝もあって、保存も良くて大変きれいです。

3月7日(土)まで飾られています。

予約課やまちゃん

このところ暖かい日が続き、道はもちろん、山の雪も消え始めました。

雪見の温泉には少し残念ですが、青空が気持ちよく、お玄関前での記念撮影のお顔が、皆さま少し眩しそうです。

お見送りの笑顔も、会話もやはり明るくなってきます。

この記念撮影は、少し前に降った雪の翌朝。

カワイイ雪だるまも、お見送りの一員に！

カワイイお客さまが、ニコニコ笑顔で作ってくださいました。

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早代

〈たむらのお雛さま〉と言えば、お上段に飾る昔からのお雛さま。

先日、中之条町の文化保存に関わる方々にご覧いただき、享保雛のお話や、脇飾りのお人形として、たくさんの家で飾られていたというお人形のお話も伺いました。

その他にも、館内のあちらこちらにお雛さまにまつわるものを飾りました。

湯巡りの合間にご覧いただくよう、ご紹介いたします。

まずは、こちら。

たむらにいらした方は、必ず通る場所に掛けました。

江戸友禅染めの作品です。

作られたのは、古くから年に何度もお越しくださるお客さまでした。

奥さまが、ひな祭りにあわせて、久しぶりにおいでくださるのが楽しみです。

早代

二年前、中之条町に隣接した榛名山麓(渋川市)で「世紀の大発見」と話題になった古代人のレプリカが群馬県庁で公開されました。発見された当時のまま原寸大で再現されています。

その後、火砕流で亡くなった別の人達(子ども含む)の人骨や裸足で歩き回った無数の足跡など、新たな発見も映像で紹介されていました。考古学ファン必見です！

展示公開は3月3日までです。

予約課やまちゃん

四万温泉の摩耶姫まつりが始まりました。

たくさんの商店さんや、旅館さんがお店先にお雛さまを飾ります。

今年のイベントは、その中に〈くらっぽ〉を忍ばせる！？こと。

〈くらっぽ〉は、摩耶姫のお付き？のカモシカです。

もちろん、たむらのお雛さまにも、仲間入り！

さあ、どこ？

チラシを片手に！

探しにいらしてくださいね。

早代